日本のM&A

起業家 土屋範夫

後継者不在問題

土屋 範夫

数年に一度、世界全体の経済を大きく脅かす要因が発生し、人々の生活は一変したりします。危機的状況に追い込まれたりする人さえいます。2000年に起きたITバブル崩壊、2008年に起きたリーマンショック。そして2020年、新型コロナウィルス。新型のウィルスは世界的に広がり、倒産する会社が相継ぎました。

こうした流れは忘れた頃にあり、災害は終わることなく、必ずやってきます。

しかし、私はそれ以前に、日本には長年抱えて来た大きな問題があります。それは、「高齢化問題」です。ご存知の通り、日本は長者大国です。総人口に対する65歳以上人口の比率が28%(2019年現在調査)という世界ナンバーワンの「高齢者大国」です。このことにより、様々な問題が起こることが予想されており、その1つとして「後継者不足問題」があります。これを何とか解決しなければ、日本の今までの製品・技術・サービスといった文化が失われてしまうのはもちろん、日本がさらに衰退する大きなきっかけにならざるを得ません。この問題に私は直視し、解決の糸口を探してこの問題解決に貢献していく所存です。

起業家 土屋範夫

事業承継とは?M&Aとは?

事業承継やM&Aとは何をするのか?目的は何か?

まず、事業承継というのは、会社の経営権や理念、資産、負債など、事業に関するすべてのものを次の経営者に引き継ぐことを指します。 日本においては2010年代以降に中小企業の事業継続の懸念から、この用語が中小企業庁によって使用されるようになっています。(wikipediaより)

「資産や負債を引き継ぐ」ということが書かれています。ただ、事業承継に実際携わる私の考えとしては、資産というのは、必ずしも現金や不動産といった「有形財産=形ある財産」だけではありません。会計上(決算書)には記載されない、お金には換算できない資産というのが、会社には実際存在するのです。何も綺麗事を言っているわけではありません。

「経営資源」という言葉があります。企業が成長するための活動には多くの資本や労働力が必要であり、そして大きくなった企業にはより多くの経営能力が必要となります。ここでの能力というのは、資金調達、販売、従業員管理、経営管理などの諸々の力の集合体であり、この集合体を経営資源と呼びます。つまり経営資源というのは「ヒト」「モノ」「カネ」といった有形財産と「情報」といった無形財産の総称ということであります。(wikipediaより)

事業承継というのは、経営資源を引き継ぐことです。例えば「ヒト」はもちろん会計上に載ってこない大きな財産です。また「情報」などは、まさに目には見えない財産です。例えば、50年間経営して来た自動車部品の製造業の会社で言えば、その部品を作る為に、様々な血の滲むようなトライ&エラーが行われて来たはずです。そうそう簡単に自動車部品を作ることなんてできません。私がここで申し上げたいことは、儲かっている会社も儲かっていない会社も、それを作りあげて来た文化はお金では決して測ることができない、ということなのです。事業承継やM&Aの企業価値算定というのは、決算書や月次試算表の数字から算出されるケースが多いです。しかし、それだけではないということを私ははっきりとここでお伝えしたいです。今まで作り上げて来た製品や文化、今まで無理を言ってついて来てくれた従業員、そういったものを引き継ぐというのは日本にとって非常に大事なことですし、長年やって来た会社を廃業するというのは本来あってならないこととさえ考えています。

中小企業の社長様、様々な事情があるかとは思いますが、ぜひ一度事業承継・事業譲渡・M&Aといったことであれば、お気軽にご相談下さい。

事業承継のMAポート 土屋範夫