先日の就活パワハラ報道について考える

東大、早稲田大、慶応大、上智大、創価大、国際基督教大の6大学の学生らでつくる有志団体「セーフ・キャンパス・ユース・ネットワーク」は2日、厚生労働省で記者会見を開き、同省審議会が11月にまとめたパワハラの指針について「就活ハラスメントを防ぐのに不十分」と訴えた。多くの被害者が泣き寝入りしており、具体策を明記すべきだと求めた。
引用:日本経済新聞
実際に就職の合否という、人の人生をコントロールできる立場にいる人間が勘違いして、学生に対して今回のようなパワハラを行うようなケースは表に出ていないだけでもかなりあると思う。
そういった意味で、今回勇気を出して立ち上がった大学生達の勇気を本当に讃えたいと思います。
学生も、面接担当の社員への対応次第で選考の合否に影響すると思うと反論できないのは当然です。
自分の夢や目標を叶えたいと思って志望した会社の面接担当者が、パワハラまがいの事をしてきた時の、学生の気持ちを考えると本当にいたたまれません。
実際に就活パワハラの被害にあったらどうしたら良いのか?

就活パワハラも度合いに応じて、犯罪にもなり、会社に対して使用者責任の慰謝料請求もできる場合があるようです。
なので実際就活パワハラやセクハラの被害にあった場合は、大学や就活パワハラの相談窓口へ相談しましょう。
証拠が明確な場合は最初から弁護士に相談する方法も良いと思います。
就活パワハラ対策はどのようにしたら良いのか?

実際に就活パワハラやセクハラなどの就活ハラスメント可能性があるのは以下のようなシチュエーションでしょう。
例)
採用担当者から個人的な誘いや連絡がある
面談のアポがいつも会社外である。
面談時間がいつも夜遅めである。
採用担当者の個人的な携帯から連絡がくる
採用担当者から業務時間外や営業日以外の休日に連絡がくる。
実際にこのようなシチュエーションの時は、音声録音しておくなどの自己防衛はした上で面談にのぞんだ方が良いと言えます。ICレコーダーやスマホの録音アプリを活用すれば対応できるかと思います。
あと、採用担当者の個人的な連絡先から、メールやLINEなどで連絡が来た場合は証拠として残しておきましょう。
どちらにしても、人の人生の岐路を握っている強い立場を悪用した就活ハラスメントは許す事ができません。就活生の夢や希望を奪ってしまう行為です。
そのような被害にあわない方が良いですが、もし「え?」と思うようなシチュエーションになりましたら、自分の身を守るための対策は行って頂きたいと思います。